一瞬私に向けた言葉だと思った。
けど....それは
「真嶋、ダメ!」
真嶋に向けられていた。
「じゃねーとコイツ落とす」
そのコイツは、私だった。
「いいよ、落とせば?」
強がってそう言ってみる。
すると桐原は私を屋上の端までつれていった。下が怖くて、身動きがとれなかった。
「お前、大事だろ?コイツ以外ありえないんだろ?だったら死ね」
「えっ.......幾ら何でも「黙れ」
「っ.......」
でも真嶋がそんな事するはずない。そう見くびっていたのが不運だった。
一歩、端へと近づいた真嶋。
「やめてっ!」
行こうとしても、桐原がグッと抑えてきて動けなかった。
「森内.....俺さ、お前のことが......」
目をつぶってる間、そんな声がした。
でも、最後まで......
聞ける......
事は......
でき....なかった......
ドサッ.......鈍い音と共に落ちた音がした。
「きゃっ.......きゃああああああああああああああああ!!!!!!」
叫ばざるを得なかった。
目をゆっくり開けると、真嶋がいたところにはもう、誰も、いなかった....

