大勢の中、1人だけ私を睨んでくる人がいた。
........未来。
違うのになあ。本当に、本当に、違うのにな。
「桐原、嘘はつかないで?」
勇気を振り絞ってそう言うと、フッと笑う彼。
「嘘?どこが嘘だよ。てか俺ら昨日キスしたよなー」
「....っ.....してな「しただろ?付き合う証拠にってお前だって喜んでたじゃん」
そう言うから皆がまた冷やかしてきた。
ふざけないで!そう言いたかった。
けど、笑ってるように見える桐原の目は、笑ってなかった。
未来と似たような恐怖を放っていた。いや、未来よりずっと強かった。
まるで、誰かを殺したのかのような目。
犯罪者の、目.......

