察してくれたのだろう。お母さん、ありがとう。
お母さんに初めて凄く感謝した。こんなにも理解してくれてるんだって改めて感じた。
「くっ.......っ.......!」
また涙が出てきて、私は時間を気にせず泣いた。
バカみたいに泣いた。
弟の雷がドア越しで嗚咽を聞いていたとも知らずに.....
ーーー落ち着いた頃、私は考え直した。
なぜ涙が出てきたのだろうか、と。
でもその答えはひとつしか浮かばなかった。
「真嶋が好きだからかな.....?」
小声で一人ボソッとそう吐いた。
「はぁーなんだろ、スッキリした」
そう言ってみる。けどやっぱり心のモヤモヤは晴れなくて。
余計苦しくなるだけだった。
時折思い出すと吐き気がなぜかして。
嫌いだったけど、その気持ちが膨らんでやがて数時間の間に憎しみへと変わっていった。
その日を境に、私は男子が怖かった。
怖いっていうか、少し苦手になったっていうか。
でも、はっきり分かった事。それが男子を信用する事が出来なかったことだった....

