あ、今絶対イラっときた未来。
でもしょうがないか、未来は桐原が好きだもんね。そりゃあ不安だ。
桐原は少し顔が整ってる。そして性格優しいらしい。
だから割とモテる。
「私が好きなの知ってるよね?気をつけてくれないと困るんだけど」
「.....うん。でも、気をつけなくても私なんか.....」
ギロッと睨んでくるから口をつぐむ。
私、別に何もしてないのに。まるで何かやったみたいな挑発的な態度。
もともとそんな仲良かったわけじゃないけどね。
なんか.....酷いよね。
「少しさ、キツかったよね?」
その日の放課後、花織が言ってきた。
「え?」
「未来」
「あーうん。でも私のせいだし。私が気をつければいいんだよね?」
「恋ってのは辛いね〜」
「うん、てかあははっ年寄りみたいっ」
「悪かったね」
2人で帰ろうとすると
「森内」
そう呼び止められた。
振り向くと、
桐原だった。

