担任の声と同時に窓の外を見る。
雲が空全体に広がってて、雨もザーザー。
「すっごい雨......」
ボソッとつぶやく。
ふと窓の反射で三浦が見えた。
プッ.....寝てる!
かーわいい.....あ、何考えてんだろ私っ....
ダメダメこの気持ちは消さなきゃ。
「こら、森内!何が面白い!」
「え.....や.....えっと......」
本当の事いう?
言わない?
どうする?
「もう一人悪い奴が....えーっとそこに座ってるやつは....っと.....」
それ三浦。
座席表を見る先生。
そして見つけた途端ビックリする先生。
「み.....三浦っ!おおぉぉぉおおぉ起きろ!」
慌てすぎでしょ。いくらなんでも。
「ん....せんせ?」
「お前、ねねね、寝てたぞ」
「ふあぁぁあ、すみません。罰として体育祭の係りやるんで許してください」
「あ、あぁ.....じゃあ森内!」
え、なに。突然。
「お前も罰としてやれ」
「え、やです.....」
「あ"?やれっつってんだろーーーーーーがーーー!」
ガラガラ〜......
「うるさいですよ、山田先生」
「ふあっ?!桜田先生っ.....すみません!」
鼻の下伸ばしちゃって!デレデレすんなー!