・・・



「ええっ?で、返事は?」



目をキラキラさせながら聞いてくる花織。



次の日のお昼頃だった。



「わかんない。だって.....私......もう恋はしないって.....」



「まだ真嶋君の事引きずって....」



ズキッ



「その事に触れないでっ」



胸が痛くなる。私だけ幸せになるのは許されてないから。



決めた。



私、断ろう。



早く返事しないと困るだろうし。



次の週、私は三浦を呼び出した。



「三浦、今日一緒に帰れる?」



「.....?あぁ」



うまく目が合わせられない。私、いったいどうしちゃったんだろう?



しばらく歩いて公園のベンチに腰掛ける。



並んで隣に三浦も座る。



「あの、私......ごめん」



「俺の事、やっぱ嫌い?」



「違うの。私は幸せになっちゃいけないの。最悪な事しちゃったからっ.....」



思い出したくない。



もう、あんな思いはしたくない。



「俺、お前以外考えられねー」



へ?



「もう少し待ってくれねーか?お前を落として見せるから」



三浦は耳がほんのり赤くて、照れてるようだった。



「私が三浦のこと好きになったとしても、付き合うことはできない」



「.....いいよ。俺はずっとお前を好きでいるから」