「俺、好きなやついるよ」
やっぱり。
でもその一言で私はどこか残念に思ってる。
何故?
私の勘が当たって嬉しいはずなのに。
知れてすごく嬉しいはずなのに。
「誰なの?」
笑顔で聞く。
三浦は私の方を見た。前髪が風になびいていて、黒い瞳がよく見えない。
でも、どこか寂しそうな、切なそうな、そんな感じがした。
「俺の事、好き?」
....へ?
今、信じられない一言を聞いた気がした。
「今、私が三浦のこと好きかって、聞いた?」
「あぁ」
信じられなかった。
「い...........や...........」
正直、わからなかった。
私はこの人、三浦の事が好きなのか?

