「は?誰がヲタクだって…?」 私と榎恋の後ろで少し低い声が聞こえる。 ……? 私と榎恋は、おそるおそる後ろを振り返る。 私の学校の制服、私の学校の指定カバン、だけど見たことの無い人物。 身長は、約180センチ程度だろうか…異様に高い。 もしかすると、先輩かもしれない。 「……あの-。どちら様で?」 私は、おそるおそる聞いてみた。 「あ"?俺?つ-か、普通はさアンタから名乗るものじゃないの?常識的に!!!」 …カッチーン!!! 何?!コイツ!!!何様だよ!!!! .