…… クラス表を見た後、私と榎恋は2-8へと移動した。 勿論、2-8に到着後の私はというと… ザワザワ ガヤガヤ… 「………。」 ザワザワ ガヤガヤ… 「………はぁ。」 ため息を1回ついて、机に顔を伏せる。 「ちょっと-…美紅、あんた暗すぎだって…」 榎恋は平然な様子で、私の頭を撫でながら言う。 「…え。ぅん……私、隣のクラスに行きたくて仕方がなんだよ。」 「そうね-…。その気持ち、分からなくも無いけど…無理でしょ。」 チーン… あからさまに無理と言われると、もっと落ち込む。 .