狼王子☆羊王子





……




クラス表を見た後、私と榎恋は2-8へと移動した。



勿論、2-8に到着後の私はというと…









ザワザワ
 ガヤガヤ…




「………。」


ザワザワ
 ガヤガヤ…



「………はぁ。」


ため息を1回ついて、机に顔を伏せる。







「ちょっと-…美紅、あんた暗すぎだって…」


榎恋は平然な様子で、私の頭を撫でながら言う。




「…え。ぅん……私、隣のクラスに行きたくて仕方がなんだよ。」


「そうね-…。その気持ち、分からなくも無いけど…無理でしょ。」





チーン…


あからさまに無理と言われると、もっと落ち込む。







.