何故だか、榎恋が急にビックリした目で私を見て、
榎恋がおそるおそる、口を開いた。
「…あの、さ。アソコに"蓮"と"百兎"って名前が有るような……」
榎恋はビックリした目で私を見てきた。
私は榎恋が指を指し示した方に目線をやり、目を凝らして見てみた。
2年8組 風間 蓮
2年8組 柊 百兎
……!!!!!!!!
『ったく!!!"蓮"、転校早々喧嘩しない!!!』
『はぁ-…"百兎"は口出しすんなって!!!俺は、コイツと話してんの!!!』
「まさかの……アイツ等-?!!!!」
…最悪、。
例え、苗字は知らなくても"蓮"とか"百兎"なんて洒落た名前の奴なんて、この学校には居ないから絶対アイツだと確信した、ある春の出来事。
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