シークレットガール!【完】




「うん。美沙ちゃん、一回黙ろー?増税が嬉しいのは分かったから。周りの視線を気にしよ?」


「あ、ハイ。すいませんっす」


ちろり、辺りを見渡すと、50代半ばのおばさんがあたしを凝視していた。


「あれ?志貴先輩は?」


隣に居たはずのあの甘党モンスターがいない。


ついに、甘いものが好き過ぎて、砂糖となり、水に溶かされて砂糖水になったのだろうか。


しょうがないなぁ。


美沙ちゃんが志貴先輩主成分の砂糖水を集めて、加熱してカラメルにしてあげようじゃないか。


志貴先輩カラメルをどうやって食べようかと考えていると。


はるるんは志貴先輩の行方をさらりと言ってみせる。


「志貴なら、美沙ちゃんと一緒に歩きたくないから先行ったよー」



「はぁいぃいいいいい‼?‼?‼?」



一緒に歩きたくない、って何!


そんなにあたしと歩くの嫌なの‼?


「もう…志貴先輩には、お説教だわ」


「うん。美沙ちゃん、ここに正座しよっか」


「何故にあたしが説教されるの!てゆーか、ここコンクリート!!」


「正座しよっか」


「ここコンクリート!!」


「セメントだけじゃないだけマシでしょー」


ごめんなさい。はるるんのマシの基準が一瞬にして分からなくなりました。


はるるん取り扱い参考書をください。


はるるんのリセットボタンの位置を切実に知りたいです。