「あ、橋本くん。アドバイスありがとう。みーちゃん、すんごく喜んでくれたよ」
どこで喜んでいたとジャッジ出来たのか気になって仕方ない。
果奈に話しかけられた彼を一瞥すると、
「…………さいてー」
にやり、笑みを浮かべていた。
「良かったじゃないかゴリラ」
「誰がゴリラじゃい」
「お前だよ」
「橋本くん、みーちゃんはゴリラじゃないよ!!天使なゴリラだから!むっちゃ可愛いもん」
それフォローですか。フォローしきれてないですけど。
むしろ、傷口に塩塗ってる。塩どころかハバネロ練りつけられてるよ。
あーイタイイタイ。心が痛すぎます。
「天使なゴリラな美沙チャン」
「何でしょーかゴキブリの体液を被った数学のノートを使っている優季クン」
「は‼?ゴキブリ‼?俺のノートで勝手に潰したのか‼?」
「あ、うん」
バレてなかったのかい。
ありゃまありゃま。
「ごめーんちょ」
「死ね」
「優季クン、こーわーいー」
きゃー、とぶりぶりぶりっ子ポーズをしてみるが、あまりにも彼の睨みが怖すぎて止めた。
「昔のことを気にしちゃダメだよ。前を見よう少年」
「今日のご飯はキノコ尽くしで行くぞ」
「シイタケ尽くしデスカ」
「んなわけないだろ。茶色の傘の普通のキノコだ」
「ごめんなさいごめんなさいそれは勘弁してください」

