****
「みーちゃんっ、今日お誕生日だよね‼?」
「そーだけど…なんで、果奈が知ってるの?」
「橋本くんが教えてくれたの!」
チクリ魔めが。今日の晩ご飯は優季の丸焼きにするぞオラ。
「あのね、それでね。私、みーちゃんの誕生日プレゼント用意してきたの!」
「え、……」
「はいっ、これ!」
「…あ、……うん」
断るに断りきれないこのシチュエーション。
しかも、相手は可愛い可愛いマイフレンド果奈ちゃん。
どこに、断る理由があるのだろうか。
いや、ないだろう。
「ありがと」
「どーいたしまして!!開けて開けて!」
「うん」
なんか今日グイグイくるねユー。
何を企んでいるのだろうか。
包み紙のテープ部分を丁寧に剥がす…、なんてことはせず、適当にビリっと包み紙を破って開けた。
出てきたのは、箱。
ドクドクドクと心臓を心拍させながら、箱を開いた。
「わぁ、…………」
一言言わせてください。
「これ何」
「何、じゃないよ!みーちゃん!これ、むっちゃ探したんだよ!」
探したとかそーいう問題じゃない。
恨んでるの?あたしを恨んでるの?
何かした‼?あたし、まだ果奈には、何もやらかしてないと思うんだけど!
「なんで、ゴリラの防犯ブザーなの」
「……え?欲しいんじゃないの?」
初耳なんですけど。そんな発言した覚えもねぇよ。
もしかして、だけどさ。
「それ、優季情報…?」
恐る恐る聞くと、彼女は可愛らしくショートの髪を揺らした。
「うんっ」
うん。それが原因だね。
コーヒーに砂糖入れすぎたのを怒ってるのかな。
それとも、優季の寝間着に絵具少し溢したのを怒っているかな。いや、でもちゃんとすぐに手洗いしたし大丈夫だと思うんだけど。
それとも、優季のお弁当めんどいから時々日の丸弁当にしてることとか?
もしかして!優季の数学のノートでゴキブリと戦闘してたのがバレたのか!!
「………………」
どうしよう。心当たりがありすぎて、困っちゃった。

