シークレットガール!【完】




****


「みーちゃんっ、今日お誕生日だよね‼?」


「そーだけど…なんで、果奈が知ってるの?」


「橋本くんが教えてくれたの!」


チクリ魔めが。今日の晩ご飯は優季の丸焼きにするぞオラ。


「あのね、それでね。私、みーちゃんの誕生日プレゼント用意してきたの!」


「え、……」


「はいっ、これ!」


「…あ、……うん」


断るに断りきれないこのシチュエーション。


しかも、相手は可愛い可愛いマイフレンド果奈ちゃん。


どこに、断る理由があるのだろうか。


いや、ないだろう。


「ありがと」


「どーいたしまして!!開けて開けて!」


「うん」


なんか今日グイグイくるねユー。


何を企んでいるのだろうか。


包み紙のテープ部分を丁寧に剥がす…、なんてことはせず、適当にビリっと包み紙を破って開けた。


出てきたのは、箱。


ドクドクドクと心臓を心拍させながら、箱を開いた。


「わぁ、…………」


一言言わせてください。


「これ何」


「何、じゃないよ!みーちゃん!これ、むっちゃ探したんだよ!」


探したとかそーいう問題じゃない。


恨んでるの?あたしを恨んでるの?


何かした‼?あたし、まだ果奈には、何もやらかしてないと思うんだけど!


「なんで、ゴリラの防犯ブザーなの」


「……え?欲しいんじゃないの?」


初耳なんですけど。そんな発言した覚えもねぇよ。


もしかして、だけどさ。


「それ、優季情報…?」


恐る恐る聞くと、彼女は可愛らしくショートの髪を揺らした。


「うんっ」


うん。それが原因だね。


コーヒーに砂糖入れすぎたのを怒ってるのかな。


それとも、優季の寝間着に絵具少し溢したのを怒っているかな。いや、でもちゃんとすぐに手洗いしたし大丈夫だと思うんだけど。


それとも、優季のお弁当めんどいから時々日の丸弁当にしてることとか?


もしかして!優季の数学のノートでゴキブリと戦闘してたのがバレたのか!!


「………………」


どうしよう。心当たりがありすぎて、困っちゃった。