「やーん、はるるん、セクハラー」
胸を両手で隠して、いつかのはるるんみたく反発してみる。
「んー?脱がせて欲しくないってこと?着衣プレイ希望?俺、それ結構好き好きー。時々見える肌を見ると、コーフンするよねー」
「キッショッ」
ここまでの変態かとは思ってなかった!!
もうはるるんのマネはしまいと心に刻み込んだ。
「てゆーかー、志貴。ちょっと、こっち来
ゴニョゴニョ、はるるんと志貴先輩は秘密会議を始め出す。
仲間外れ感がハンパじゃない。
仕方なくチラチラ優季の行方を探す。
変態による後方からの攻撃によって、優季と仲良し登校を邪魔されたもん。
案の定、優季は近くの木に背もたれをしていて、音楽を聴いている。
そして、ちょろちょろ他校の制服をした女の子が優季にチョコを渡している。
なんつーことだ。
優季の手を出した女の子の数に驚きを隠せない。
え、何あの子。そんなに他校の子とも話してるわけ?もしかしてのもしかしてだけど、女の子の一目惚れとか?
…あ、あり得る……………。
あー、むっちゃ今優季にチョコ渡してる子可愛いー。
髪の毛ふわっふわ。
絶対お似合いだなぁ。
「何その不細工顔ー」
「ん?」
なんですと、…‼?
秘密会議を終わらせたはるるんが指差してあたしを笑う。
「はるるん、人を指差しちゃいけませんっ、てお母さんに習わなかった‼?」
「んー?習ってなーい。幼稚園の先生から習ったよーん」
志貴先輩は、彼女が見ていた方を見る。
無意識にしていた不機嫌そうな彼女の顔を思い出して、彼は目を細めた。
そんな志貴先輩に気付きもしないあたしは、はるるんにお母さんと幼稚園の先生について語っていた。

