そんな姉にオニセは一刀両断。
「皆、そう言っておられます。ですので、本当かどうか調査をさせていただきます」
「ど、どうやってでしょうか」
「これです」
パカリ、オニセは持っている箱を開けた。
「靴…?」
それは、昨日シンデレラが置いていったガラスのくつでした。
(魔法が解けたのに、何でくつだけ魔法が解けてないの。あの魔法使いめ、詐欺ったな)
「女性は、みなこのくつをお履きください」
こうして、まず手を挙げた姉が履き、次にもう一人の姉、母の順に靴を履いていった。
「申し訳ありません。この家には、王子様の求婚される者はありません」
母は申し訳なさげに、オニセに言った。
「お嬢さん、あなたは履いてくれないのですか」
オニセにシンデレラに向かっていった。
(履くべき、履かないべき?)
シンデレラは母に視線を向けると、履けとの合図。
きっと、オニセの鋭い眼光に殺られたのだろう。
「はい、はかせていただきます」
王子やオニセ、皆が見守るなかシンデレラは靴を履く。
(大丈夫。大丈夫。バレないバレない)
靴はシンデレラの足にとても合っていた。
王子は目を見開き、シンデレラに最高級の甘い笑みを向ける。
「あなたが昨日の人だったのですね」
「………………」
(ヘルプミー魔法使いさん)
シンデレラは後悔したが、後の祭りであった。
「オニセ、彼女を城へ」
オニセに俵担ぎをされたシンデレラは城に連れてかれて。
神父はウェデングドレスを着こなす綺麗な女と豪華な衣装を着こなす一国の王子を前に、告げたのだ。
「では、最後に。誓いのキスを」
「ディープにするー?それともフレンチー?」
「どっちも一緒だし変態ヤロー」
シンデレラと王子は、幸せに暮らしたのでした。

