side.Y
目を覆いたくなった。
何コイツ。帰るって怒りながら、保健室出て、どうなったらこうなるんだ。
川の字に寝る3人。
左から順に美沙、槻倉先輩、朝霧先輩だ。
しかも俺のタオルケット使ってあるし。
1枚は美沙に掛かってるから、まだ許す。
「美沙」
そう呼ぶが、返ってきたのは沈黙。
「熟睡してやがる」
嬉しいような悲しいような。
俺では、お前には不十分みたいなそんな感覚を打ち付けられたようだ。
「てゆーか、制服シワになるだろ」
さすがに上着は脱いであるから上はいいとして、スカートはそのままだ。
脱がす……?
さすがにヤバイな。
仕方ない。これは放置だ。
時間は6時半。
もう夕食の準備は取りかかっている時間だ。
汗かいたし、風呂入りたい。
つーか、俺の止まりセット何処やったんだコイツ。
そこに今日の俺の着替え置いてあんだよ。
マジついてない。
まず、泊まりセットを探すところから始めなきゃいけない。
アイツがいれそうな場所…。
最初に向かったのは、ベランダ。
でも、そこにはそれはなかった。
継ぎに向かったのは、クローゼット。
さすが俺。お泊まりセットを見つけた。
「風呂入ろ」
3人とも熟睡してるから、30分くらいしても起きないだろう。
俺はそう腹をくくったのだ。

