中に入ると、二人はリビングを見渡していた。
「意外と綺麗だな」
「そりゃ美沙ちゃんですから」
うん。優季ママが毎日掃除してくれるもん。
「美沙ちゃん!美沙ちゃん!この扉開けていいー?」
「うん、いいよ」
はるるんが開けたのは、あたしの部屋。
独り暮らしなのに、自分の部屋があるって、少し変な感じだけど仕方ないのだ。
優季がよく来るようになって、リビングをとかは共有スペース、…いや、優季の部屋になりかけているのだ。
だから、一人でいたい時に一人になれないので、……ということで。
空き部屋を自分の部屋にしてみたのだ。
「あ、勉強机ー」
みんなお馴染みの勉強机。
しかし、あたしは勉強机を荷物置きにしか使ってなかったり使ってたり。
あたしは、優季と勉強することが多いから、よくリビングのテーブルで一番しているというのが本音である。
この次は、寝室に入って、ダブルス用のベットに寝ていることが発覚して、誰と寝ている‼?、と責められて、それを否定したり。
優季はソファーで寝てんだよコノヤロー、と言いたいのを抑えたり。
何だかんだで、お宅訪問から15分が経って、今はリビングのソファーの上に皆で座っていた。

