シークレットガール!【完】




「お前、何パンツ見してんだよ。つーか、いつものパンツじゃなくて、何で今日気合いいれて、いつもと違うパンツ履いてんだよ」


信長チャンパンツとかは洗濯中だったんだよコノヤロー!


昨日もその昨日も雨だったんだから、お気に入り信長チャンパンツとか秀吉クンパンツとか、家康っちパンツとかは干してあるの!


てゆーか、そこ‼?


注目するとこ、そこ‼?


ここって、カナちゃん何でパンツ見たの‼?って、責めるところだよね‼?


何であたしが責められてんの‼?


理不尽だ!コンチキショー!


「公訴してやるっ」


「んなことより、何で気合を入れて、パンツを履いてきてんだよって、聞いてんだけど」


「そのネタまだ引きずるの‼?」


「ネタじゃないだろ。重要問題だろ」


「何であたしのパンツに‼?てゆーか、おたくら、パンツパンツ煩いっ」


なんかこっちが恥ずかしくなってくるわっ!


「帰っていい‼?」


「は?まだ午後があんだろ倉條。サボるなよ」


「あんたに言われたくないよカナちゃん。保健室の先生は普通救護テントにいなきゃいけないでしょ」


バレてたのかよ、と一言彼は教師とあるまじきことを吐く。


「あたし、帰る!!!!」


「おう。賢明だな。この不良教師にもう関わるな」


「橋本、それはヒデェな」


「は?ふざけんな」


「はいはいはい、喧嘩しないのー」


喧嘩を仲裁。


なんかスレ違ったら、睨まれるとかセンセ言ってたし。


あんまり関わりがないくせに、この人たちは何でこんなにも仲が悪いのだろうか。


疑問である。


机に置いてあるカバンを引ったくるように取り、肩に提げたら、帰る準備は満タンオーケー。


「ハイオク、満タン!」


「「…………………」」


「では、帰るとします。じゃーね、優季。カナちゃん」


手をヒラヒラとさせ、あたしはやけくそに家に向かう。


扉を閉める瞬間に、弁当の文句言うの忘れてた、なんて言うマヌケな男がいたのは言うまでもないだろう。