シークレットガール!【完】



*****



「臣従、してくれない?」


「なんか、その言葉ゾクゾクするな」


「…………………」


ヘルプミー。


話したいことを話した。


うん。そこまでは良かったよ。


ちゃんと聞いてくれてたし。


しかし、今の言葉で崩れた。


何故に臣従でゾクゾクするの。


官能的表現なんて微塵もない気がするんですけど。


「マジで引く」


リアルにドン引きしたあたしは、スリッパを脱ぎ、ベットの隅(すみ)に移動。


それを見かねた彼はしわを寄せた。


「倉條。今、俺のこと人間じゃねぇって思ったろ?」


「もちろん。この官能ゲテモノモンスターめ」


あっかんべー、と舌を出す。


ちなみに目は白目を向けている。


ビバ、これぞ美沙ちゃん式あっかんべーである。


ギシリ。


ベットのスプリング音が聞こえると同時に、布団が沈む。


あ、やば。


そう思ったけど、あとの祭り。


白目から黒目に戻したら、目の前はこめかみをピクつかせた彼のドアップ。


きゃーイケメン。


そんなことを言ってられない距離。


この男は何を考えているのだろうか、と疑問に思う。