ここは、所謂当たりと分類されるラブホだった。
「お風呂、先に入っていいよー」
「じゃあ、御言葉に甘えよっかなぁ。お先に」
彼女はさっさとバスルームに足を急がせた。
ベットに座ると、ふかふかで気持ちが良かった。
あー眠たい。
寝たい。ラブホ来て、ヤらずに寝ましたなんてダメだよねー。
面倒だ。
けど、だれかに触れていたい。
誰かに呼ばれていたい。
誰かの目に俺一人を写して欲しい。
ボケーとしていると、バスルームの扉が開いてバスタオルに身を包む女が出てきて。
「晴くん」
「なーに?」
甘く優しく聞くと彼女は俺に近づいてきて、首に手を回し出す。
「キスしてぇ…………んっ」
彼女の唇にキスを落とす。
彼女の後頭部に手を添えて頭を固定し、何度も何度も角度を変えて。
いつものようにキスを落とす。
「は、…るク…………ぁンッ」
開いた彼女の唇に下を侵入させる。
彼女の歯形をなぞったり、彼女と舌を絡ましたり。
濡れた彼女の髪の毛が余計に理性を煽る。
ただ水音と女の扇ぎ声だけが部屋に響く。
唇を放すと、銀の糸が唇と唇を繋げていた。
「どうするー?このままヤっちゃう?俺、風呂に入ってないけど」
「このまましちゃおーよぉ……ンッ」
彼女が返事したと同時に唇を塞ぐ。
彼女を抱き寄せて、ベットに押し倒すと彼女は恥ずかしそうに顔を赤めらせた。
照れちゃって可愛ー。
タイプかもーー。
そんな事を思っていたら、ある彼女の顔が過った。
なんであの子の顔?
ワカラナイなら、どうでもいいや。
自己完結させた俺はまた彼女と唇を合わす。
手はどんどん下に滑らせて、バスタオルの上に。
胸の脹らみで手を止めて、弄りだす。
唇はまだ彼女の唇と触れたまま。
「んっ、…ぁ、…………んっ」
そろそろかな。
そう思って、バスタオルを取ろうと手でバスタオルを握ったとき。
事件は起こった。
「未成年の不純異性行為は校則で禁止されてますっ。いざ、悪を成敗いたすっ!」

