死神の花嫁




「はぁ、はぁ、」


息切れする体に行き場のない胸の疼き。
シャロンが服を握り締めると
ヴォルドはにやりと笑った。


「どうだ?体は。」

「…なに…を、」

「我を体が欲しているだろう」


シャロンの顎を掴み、
荒々しく唇を重ねる。


滑り込む舌に、シャロンは体を震わせた。


貪る様な口付け。
体がジンジン疼く…。


ゆっくりと離された唇。
上気した顔のシャロンを見て
ヴォルドは満足そうに笑った。



「我を見る度、貴様は我を求める。
本能だ。」

「ほん、の…」

「貴様が抱いてくれと言うのなら
しなくもないが?」

「つっーー!!!」


ヴォルドを睨み付けながら
シャロンは胸元の服を握りしめた。