死神の花嫁




「貴方様は…」

「ウォルト。」

「え?」

「ウォルトだよ。」


にっこり微笑むウォルト。
シャロンはまた口を開いた。


「ウォルト様は、血を……」

「嗚呼、それはヴォルドだけだから
安心して。」


またウォルトは
言い切る前に答えてしまう。



「シャロン様ー!!」


遠くから聞こえたロゼッタの声。



「シャロン、またね?」


チュッと聞こえる音。
額にウォルトの唇が当たる。



「今度泣く時は俺の目の前でね」


真っ赤になったシャロンに背を向けた
ウォルトが居なくなったと同時に
ロゼッタが顔を出した。