死神の花嫁




「貴方様も………」


『死神ですか?』そう聞く前に
ウォルトは頭を振った。



「僕は只の神。
人の願いを叶えたり、
魂を転生させるのが仕事。」

「転生?」

「ヴォルドは魂の帳尻を合わせて
転生出来ない魂の処理をするのが仕事。」

「……処理」


「人間が知ってる
神と死神そのものだよ。」


にっこり笑ったウォルト。



シャロンは俯いて下唇を噛んだ。




『貴様の父、母の元へは逝けぬがな。』




どういう意味か、分かってしまった。



「シャロン?」

「い、いえ。」



覗き込まれた顔。
シャロンは素早く顔を上げた。