死神の花嫁





(ロゼッタを、心配させたくない)




その一心でシャロンは
わざと笑っていたのだ。




(泣いてはダメ、泣いては…)




ポロポロ流れ出す涙は止まらない。
そのまましゃがみこんだシャロンは
声を殺した。




(どうして、私なの?)




頭を巡る考えに、
答えてくれる人などいない。



(お父様、お母様……)




優しかった両親の顔が
浮かんで消えていく。




「何で泣いてるの?」



ふと、背後からの声に振り返る。
そこには…白髪の……。