背中に固いものが当たり、ガラスの割れる音、が響いた。
……気が付いたら、身体が道路に投げ出されて、いた。
「和也っ!!」
伶子、の声。ガラスの破片が、髪から落ちた。
「無事だったのね!?」
駆け寄ってくる伶子。俺……は、一体……。
はっとビルの方を見た。1階の大きなガラス窓が破られて、そこから炎が噴き出していた。
――楓!!
俺は立ち上がり、窓に駆け寄ろうとした。
「何してるのっ!?」
伶子が前に立ちはだかる。
「楓が、楓がまだ中にいるっ!」
「社長、危険ですっ!」
誰か、が俺を羽交い締めにした。
「放せっ! 楓が……っ!」
振り払おうとした、その時――
一階の奥から、白い閃光が走ったかと思うと……
――地面を揺り動かすような、大爆発が起きた。
……気が付いたら、身体が道路に投げ出されて、いた。
「和也っ!!」
伶子、の声。ガラスの破片が、髪から落ちた。
「無事だったのね!?」
駆け寄ってくる伶子。俺……は、一体……。
はっとビルの方を見た。1階の大きなガラス窓が破られて、そこから炎が噴き出していた。
――楓!!
俺は立ち上がり、窓に駆け寄ろうとした。
「何してるのっ!?」
伶子が前に立ちはだかる。
「楓が、楓がまだ中にいるっ!」
「社長、危険ですっ!」
誰か、が俺を羽交い締めにした。
「放せっ! 楓が……っ!」
振り払おうとした、その時――
一階の奥から、白い閃光が走ったかと思うと……
――地面を揺り動かすような、大爆発が起きた。