担任は、何故か席を誕生月で決める人だった。


「誕生月が同じ友達が1年間隣の席になるやつだ。男と女でペアになれ。ちなみに。8月は男女各一人ずつしかいない。すぐに探せるぞ。」


私は、8月。

もう一人は?



「、、、星樹、8月だろ?」

あれ?天城くん?
何で、喋りかけてくれてるの?

「うん。もしかして、ペアは、天城くん?」

「そうみたいだ。」



ああ、私、凄く嬉しい。

他の人から見たら話すなんで、小さな事。
でも、あの天城くん。
私から考えたら、天城くんと喋るのは
大きくて、嬉しい。


小さい、けど嬉しい。