【凛久side】


楓「主…」
コタ「仁くん…」
凛久「仁…」


僕ら三人は仁の後ろ姿を見て言った


僕は【白狼】の副総長をしている


そして仁は総長をしている


仁はあの日から僕ら仲間すら信じられなくなっている


血の繋がった家族にすらだ、、、


今は学校だからそんなことはないけど、


夜になると仁は暴れてしまう、、、


思い出して暴れてしまう、、、


僕らが止めても僕らのことが分からず攻撃をしてくる


いくら副総長だろうと幹部だろうと仁には敵わない、、、


それほど仁はとてもつもなく強い


コタ「それにしても、あの子たち面白い子だったねー」


楓「喧嘩慣れしてる感じだったなー」


コタと楓が言う


ほんとあの子たちは不思議な感じの子だった


いつもなら女の子のことを覚えなかったが、なぜか春陽と蘭という名前の女の子たちは忘れられなかった







僕は何かを感じ取っていたのかもしれない


だから名前を忘れていなかったのかもしれない


小野寺仁を、【狼王】を変えたのは紛れもなく彼女だった、、、


【凛久side end】