【蘭(ラン)side】


蘭「んーー」


あたしは太陽の真下で思いっきり背伸びした


あ!自己紹介が遅れたね!


あたしは小西蘭(コニシラン)


今日からこの【珀英高校(ハクエイ)】に交換学生として編入してきました


他にもあたしの他に交換学生としてきてるのが各学年に数人いる


ちなみにあたしは2年生の交換学生として来ている


今は、校門の前にいるのだ


?「らーん。何してんの?」


突然頭が重くなったと思ったら上からいつもの声が聞こえた


蘭「何って、太陽気持ちよかったから背伸びしてたのー
それより、おはよー春陽(ハルヒ)!」


春「はよ、蘭」


眠そうに欠伸を漏らすのはあたしの大親友の宮野春陽(ミヤノハルヒ)


春陽もあたしと同じで交換学生でこの学校に来た


同じ学校に決まった時は嬉しかったなー


ちなみに春陽は身長が高い


確か175cmある


そのせいか、あたしの頭が丁度いいからなのか春陽の定位置になっている


蘭「また朝まで?」


春「んーと、確か3時ぐらいに帰った気がするー」


蘭「もーそれもう帰ったら朝じゃん!ちゃんと寝ないとだめだよ!!」


あたしはまだ頭に置いてあった手をどかし、春陽を真正面から向いて言った


春「大丈夫大丈夫、これから寝るから」


蘭「もーせっかく交換学生として選ばれたんだから、こっちでも寝ちゃだめだよー
それじゃ、美音(ミネ)さんに怒られるよ!」


美音さんとは、春陽のママさん


で、あたしたちがいた【洛鴇高校(ラクホウ)】の理事長さんでもある


春陽も綺麗系だけど、美音さんもとっても綺麗なの!!


家族で美男美女なんだよねー


春「ま、大丈夫っしょ」


呑気に欠伸をする始末の春陽


蘭「まー春陽は頭いいもんね!あたしと違っていつも首席だもんね!!」


ぷぅーと頬に空気を入れる


春陽は頭脳明晰だし、運動神経抜群、その上美人!


どこも悪いとこがないんだよねー


春「蘭も次席でしょ?あたしと一点しか変わんないじゃん、いつも」


蘭「あたしは春陽と違ってちゃんと勉強してるもん」


あたしは努力して次席にいるのだ


それに常に上位にいなきゃいけないしね…