「砂本様...。」 「...」 黙って、声をかけてきた看護師を見る。 「晴斗くんから、あなたにお手紙です...。」 「え...?」 私は、封筒を開けてみる。 中には、1枚の青い手紙が入っている。 その紙は、文字で真っ黒。 かなり、長文を書いてくれていたみたいで、あたしは泣きたくなる。 …静かに、一文字目から読み始める。