だから私は幸人さんのことを極端に嫌っている
「花奈さん、辞めてあげて?」
「幸人…でもこの子は…」
幸人さんのいつもと変わらない落ち着いてるけど冷たい声が頭上で聞こえた
すると、お母さんの手が私の髪から離れて私は頭を上げた
私の肩に手を優しく置く、幸人さん
「美咲ちゃん、僕は君にとってお父さんとお母さんの間に入ってきた邪魔者なのしれ知れない…
でもね、僕はちゃんと花奈さんも美咲ちゃんも守ろうって決めたんだよ。
少しでもいいから、僕のことを一人の家族として見てくれないかな?」
ムリだから。その言葉を飲み込む
さすがにこの美談の後に、そんなこと言ったらマジでお母さんに髪の毛引きちぎられちゃうからね

