電源ボタンを押しながら、口元の笑みを隠せないでいる
すると画面に表示されたのはメール一通とSNSアプリ、LINEが六通届いたという知らせだった
ふふ。きてるきてる…
LINEのアプリを起動させようとした、丁度そのとき再びお母さんの声が聞こえた
「みーさーきー!起きてるのー!?」
どうやら朝ご飯がもう出来てるらしい
「…起きてるよー!」
私も負けじと声を出して言う
あー、もう!
大河くんの返事見たかったのに……
早く愛梨に返信しなきゃなのに……
私は机の上に携帯を置いた
そしてブツブツと文句を言いながら、私は階段を静かに降りた
「美咲、いつまで寝てるの!
まったく…あんたって子は……」

