「美咲ー!いい加減、起きなさい!」
お母さんの高い声が耳を貫く
私はベッドの上で猫の様に伸びると、大きなあくびをひとつ
そのまま、起き上がると生暖かい風を腕に感じた
不思議に思いそちらを見ると道路側にある少し大きめの窓が開いている
「あれ?昨日閉めなかったっけ」
首を傾げながら、窓を閉める
きっとお母さんが暑いから。と言う理由で開けてくれたのだろう
そう思うことにした
まぁ別に…何かあった訳でもないしね
ふと自分の机の上にある携帯に目が入り手で取る
「そういえば、大河くん…返事くれたかなぁ?」
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