すると階段下から私を呼ぶ声が聞こえた
階段を降りてリビングに顔を覗かす
「美咲ちゃん、学校遅れちゃうでしょ?仕事ついでに駅まで送って行くよ」
幸人さんの優しさに胸が熱くなる
私、あんなこと言ったのに…
でもなぁ…気まずいなぁ
暫く黙ったまま、目を泳がせてから小さく縦に頷いた
「お願い…します……」
チャリ、と車の鍵を手に持って幸人さんは私より先に玄関に向かった
私もカバンに携帯と家の鍵をカバンの中に突っ込んだ
幸人さんのあとを追いかける様にして私も玄関に行く
「ふたりとも、いってらっしゃい」
お母さんがいつになく嬉しそうに言う
そりゃそうか…仲直り出来たと思ってるんだから

