ーピロリン 月が高く昇り、辺りが真っ暗な闇に包まれたとき携帯の着信音が鳴り響いた 現在時刻は午前0時 ジメジメとした夏の暑さと、ゲコゲコと鳴き続ける蛙と同時に低い声が聞こえた 「…せ………ゲー……」 声はだんだんと大きくなっていく そして、ハッキリと言った 「…人…生……ゲーム……しよ?」 部屋にいる"何か"がそう言った瞬間、窓が大きく開き、飛び出した 人生ゲーム…それは私の人生に終わりを告げるものだった