「麻菜。お母さんとリビングの掃除するんじゃなかったの?」 「あっ!」 そういえば、そうだった。 明後日、祝日で休みだから友達と遊びにいく約束してるんだけど、お金がなくて、お母さんがリビングの掃除手伝ってくれたらお金くれるって言ってたのよね。 「今行くって言っといて。」 「はぁ。わかったけど、早くしなさいよ?」 「わかってるって。」 そういって、やっと出ていったお姉ちゃん。 あーめんどくさっ。 「お金かかってるし、いくかぁ。」 そういって着替えた私は自分の部屋をでた。