希望への初恋。Ⅰ


「ん?」

もう一度聞いてみる。

「好きだよ、美雨。
俺の好きな人は、お前だよ。」

走り出そうとした方にまた顔を向ける。

「…………ごめん。」

そう言って、彼の手を振りほどき、
走り出した。

雨がより激しくなった気がした。