「ん?」 もう一度聞いてみる。 「好きだよ、美雨。 俺の好きな人は、お前だよ。」 走り出そうとした方にまた顔を向ける。 「…………ごめん。」 そう言って、彼の手を振りほどき、 走り出した。 雨がより激しくなった気がした。