「はるくん、お部屋相変わらず綺麗にしてるね。」
「母さんが掃除機でもかけてんだろ…適当に座っていいよ。」
そう言ってキャリーを置けば、茉莉はしばらくキョロキョロしたあと、ちょこん、とベッドの端に座った。
…やばい可愛い。
可愛いすぎんだろこれ。
「茉莉。」
す、と隣に座って、茉莉の白い肌に触れる。
茉莉は一瞬ぴく、と肩を揺らしたあと、目を瞑った。
なんの効果音もなく唇を軽く合わせて、茉莉は恥ずかしそうにゆっくりと目を開く。
「…なんか、久しぶりだね。」
そう言って茉莉が笑うから、なんだかこっちまで恥ずかしくなって、思わずあーもーと頭を抱えて、かっこわる、と思った。
…茉莉が、泣きそうな顔をしているのも知らずに。


