しらっと言ってのけた大橋に軽く殺意を抱いた(なんで茉莉はこんな奴と仲がいいんだろう)。 「ま、いいわ。私いそぎだし。」 二人ともお幸せに、と嫌みたっぷりに言って、颯爽と目の前のスーパーに消えていった大橋。 「…まぁ、はるくん疲れたよね、帰ろうか。」 「…大橋のせいで10倍疲れた気がする。」 「あはは。」 このとき、俺と茉莉は知らなかった。 まさか、あんなことになるなんて。