週末になって、ダイゴ達は見舞いをどうするか話し合ってた。
当然のことながら、オレには誘いもナシ。
やっぱな…って思ってたら、帰りにダイゴから聞かれた。


「…ソウヤ、お前ハルナちゃんの見舞いどうする?明日休みだし、オレ達3人、行こうか…って言ってるんだけど…」


兄貴みたいにお節介なダイゴが、親友で良かった。


「…お前らが行くならついてく。どうせ休みはやる事ねぇし」


退屈しのぎ…って言い方。またしても呆れられる。


「…そんなムリして行かなくていいけど?」
「ムリしてねーよ!行きてぇから行くんだよ!」


ムキになって言い返した。
ポカン…とした顔でダイゴがこっち見る。


(やべっ…!)


顔が赤くなるのを感じてそっぽ向いた。
ドス…!とダイゴの蹴りが入った。


「……お前…いつからだよ!」


ふざけながら背中叩かれた。


「いつからだっていいだろ!」


返しながら歩く。
ニヤつくダイゴの顔が、マトモに見れねぇ。
こんな気持ちにいつからなったか…なんて、オレにも分かんねぇから!


「…ハルナちゃんに話そっかな〜!」


わざとそんな発言。


「…よせ!それだけはゼッタイするな!」


告るなら自分から。
センパイの時はできなかったけど、アイツの時はきちんとしてぇ。


「…なんかマジっぽいな。ソウヤにしては珍しー!」
「…ほっとけ!」