「ごめん…これは私と河口君だけの問題だから…まりんちゃんには、カンケーないから…」
言い方が悪かったのは認める。
ホントはもっと、違う言い方すれば良かったのかもしれない。
でも、ウソにウソを重ねるようなことだけは、したくなかった。
「…ハルナのウソつき!もう友達なんてやめる!!」
「おいっ!まりん!!」
大きな声でダイゴ君が叫んだ。
まりんちゃんは振り返らず、走って体育館を出てった。
「…あーあ、まりんを怒らせちゃった…」
「せっかく、友達になってくれたのに…」
「恐れ知らず。『風見鶏』の信用失くしたよ、あれで…」
同じバド部の『風見鶏』が囁いた。
「明日から干されちゃうね、あの子…」
「バカだよね。まりんを敵に回すなんて…」
そんな言葉が聞こえる。
私は別に、まりんちゃんと敵対した訳じゃない。
河口君とも思い出話をしただけだし、手も出してない。
彼に叩かれたのだって、自分が知らないことを、さも知ってるように言って、彼を怒らせてしまったせいだ。
……「そうや」君がどれだけ「そうま」君のことを好きか、何も知らずにいたから……。
……その場にいる人達に、弁解する気はなかった。
私の口からまりんちゃんに、直接説明することじゃないと思った。
だけど、それは確実に、鳥達との距離を空ける行動に、なってしまったーーーーーー
言い方が悪かったのは認める。
ホントはもっと、違う言い方すれば良かったのかもしれない。
でも、ウソにウソを重ねるようなことだけは、したくなかった。
「…ハルナのウソつき!もう友達なんてやめる!!」
「おいっ!まりん!!」
大きな声でダイゴ君が叫んだ。
まりんちゃんは振り返らず、走って体育館を出てった。
「…あーあ、まりんを怒らせちゃった…」
「せっかく、友達になってくれたのに…」
「恐れ知らず。『風見鶏』の信用失くしたよ、あれで…」
同じバド部の『風見鶏』が囁いた。
「明日から干されちゃうね、あの子…」
「バカだよね。まりんを敵に回すなんて…」
そんな言葉が聞こえる。
私は別に、まりんちゃんと敵対した訳じゃない。
河口君とも思い出話をしただけだし、手も出してない。
彼に叩かれたのだって、自分が知らないことを、さも知ってるように言って、彼を怒らせてしまったせいだ。
……「そうや」君がどれだけ「そうま」君のことを好きか、何も知らずにいたから……。
……その場にいる人達に、弁解する気はなかった。
私の口からまりんちゃんに、直接説明することじゃないと思った。
だけど、それは確実に、鳥達との距離を空ける行動に、なってしまったーーーーーー