君と波





『先輩♪もし明日暇だったらお昼から遊びませんか?|ω`)』



差出人は、勿論華。


返事は、



『お!いいね!遊ぼっか!』



即OK。


華とLINEをするようになって、早3ヶ月。


学校では階が違うので時々しか会わないが、LINEは毎日欠かさずしていた。


そんな中で遊びの約束をするのは初めてだった。






「ただいま?」



家に帰ると、リビングでくつろいでいる妹に迎えられた。


「おかえり?早かったね!」


「あー、明日用事が出来たから」



そう言って部屋へ行こうとすると、



「なんかいい事あったの?」



と、私の顔をまじまじ見ながら問いかける妹。


私は「は?!」と思わず声が大きくなってしまった。


そんな取り乱した自分が恥ずかしくて、顔が熱くなる。