「ん、みつ…きもちっ…」
土曜日の夜、私の背中に手を回し、乱れる理香。
私は無心で、理香の身体を舌と指で愛撫した。
目をつむり、無意識に理香を見ないようにして…。
「ね、今日泊まってくでしょ?」
行為が終わり、一服をしていると理香が甘ったるい声で私にもたれかかってきた。
「んー…」
帰るの怠いし泊まろっかな…
そう考えた瞬間だった。
『〜♪』
「みつ、LINE来たけど誰から?」
通知音に反応し、急いで私はLINEを開いた。
トークの一番上は…
「…帰る」
「は?」
トークを読み、私は素早く服を着て、身支度を始めた。
「ちょっと!何よ急に!!」
突然のことに困惑し、理香は私の肩を掴む。
しかし、そんなこと気にも止めず
「急用」
それだけ行って、部屋を出た。
理香の私を呼ぶ声が聞こえて来るが、私は夢中で家までの帰路を歩く。
LINEの内容は、こうだった。