好きって言えよ…

「おい!さっきは大丈夫だったか?」
話しかけて来たのは海斗君だった。
周りの女子はキャッキャッキャッキャッ言っている。
横にいた秋沙がボーッとしていた私を肘でつついた。
「深優!海斗君…」
私は、ハッとして顔をあげた。
私は笑顔で答えた。
「うん!ぜんぜん大丈夫だよ」
海斗も笑って言った。
「よかった。怒ってるかな?とか思ってて…」
海斗は頭をかきながら言う。
「お前、名前は?」
海斗は少し顔を赤くして言った。
「えっ?私? 私は月野 深優。だけど…」
「深優かぁ…よろしくな!深優さん!」
海斗はニコッと笑って手を出してきた。
私はその手を握った。
「こちらこそ!」
海斗は意地悪そうに笑って言った。
「じゃあな!ドジ子ちゃーん!」
私はイラッときていった。
「じゃあね!モテモテ男!」
すると周りの女子が私の胸ぐらを掴んだ。
「あんたさっきから海斗君と仲良くして…
好かれてるとでも思ってるわけ?しかも何よ
ぃまの言い方海斗君に謝りなさいよ!」
女の子はすごい目で私を睨んでくる。
「あっちが先に言ったんだし!
それにあんな奴のどこがいいの?あなた達の
目濁ってるんじゃない?」
女子は私を殴ろうとした。
私怖くて目を閉じた。
バンッ!
音がするのに痛くない…
もしかしてと思いつむった目を開けると。