咄嗟にリオンの手を取りギュッと握ると、俺を見上げたアイリス色の瞳と視線が交わる 実質会ったのはたったの2回だった筈なのに、このドクドクと鳴る心臓の音はそうとは思えないほどだった 数回口をパクパクさせ何をいうか迷っていたが伝えることは一つだと思い、じっと瞳を見つめる 口から飛び出た言葉はほぼ勢いだったがそれでも本心だった 「好きだ!リオン!!」 おや。と会長の少し困ったような楽しそうな小さな歓声が上がると同時に俺の頬に激痛が走った