観覧教室


こう振り替えってみると、私も意外に良い人生を歩んできたのかもしれない。


私は、学校ではボッチだったりするけど、家に帰れば口うるさくても、私のことを考えて暖かく見てきてくれた親がいるじゃないか。


(お姉ちゃんだけじゃ…なかったのかな…)

私の理解者は…


お母さんも…お父さんも…


それでも、私にはお姉ちゃんの存在は大きかったんだと思う。



「お姉ちゃん…」



私は、泣いた。


静かに…静かに…泣いた。