夏のはじまり

たがら「あった!俺5組だわ。鈴と雨は?」



「あった!私は7組だぁー。あめちゃんまだ見つかんないの?」


何処にあるかわからん。

大体、約30人のクラスが10クラスだぞ。見つけられる方がどうかしてる。


「おーい。あったぜー」


まじですか。

「何組?」

蓮夢は指で3を作った。


3組かー。



鈴とは結構離れたなー
この学校、6階建てだから1~5組と、6~10組は階がちがうのだ。



「あーあ。雨ちゃんとも蓮夢とも離れちゃった~泣」

「大丈夫だよ、会いにいくから。」

あったりめーだ!というように、蓮夢も力強く頷いていた。