『那奈?』

「っ…えっ?藍兎くん…?」

『入るよ?』

そう言うとドアを開けた
那奈は枕をかかえて顔を隠していた

『…何泣いてんだよ』

隣に座り、那奈の頬を撫でると

「泣いてなんか…っ」

顔をあげた瞬間キスをした

『俺がいんだから甘えろよ?なんとかすっから』

「…っ…ばか」

どっちがだよと笑いながら抱き締めた

『守られてればいーんだよ』

頷いたのが抱き締めててもわかった

『ま、明日、なんとかすっから今日はゆっくり休め?また迎えにくるから』