「そして藍梨には朔と結婚してほしいから跡は俺が継ぐし、藍梨のわがままは絶対聞く。記憶なくなったって言っても貴戸の両親が本当の親じゃないことは藍梨もわかってるしな。だから恋愛なんてしないようにしてたし、するつもりもなかった。だからほとんど全員断ってたんだよ」


そう言うと藍兎くんは
お前以外はな?
と笑ってくれた