君だけ思ってくれればいい【完】

見合い相手も華道、茶道共にプロ級らしい

んで、俺らは邪魔だから藍梨と庭園にいるんだけどね?

藍梨があれから黙ったままなんだよねー。

『藍梨?』

「………」

ほらね?

『藍梨ちゃーん?そんなに藍兎に彼女出来たのが嫌なの?』

「……………」

無視かよ!俺彼氏でしょ!?
ちょっと妬いちゃうよ?
いつも俺には抱きついてこないのに藍兎には抱きつくし…←
思わずため息をつく

『はー』

「…へ?あ、朔なんか言った?」

え、今更!?笑
ま、そういうとこも可愛いんだけどね

『だーかーらーそんなに藍兎に彼女出来たのが嫌なの?』