さっき貴戸藍兎を呼び出した で、今目の前にいる… 「で?」 フェンスに寄りかかった貴戸藍兎に聞かれた さすが、王子というだけあって真っ青な空が似合う 『私…貴戸くんのこと…』 今から私は思っていないことを言う だっていつもと同じように抱きしめられてありがとうと振られることなんてわかってるから。 『だいっきらい』 そういうと貴戸藍兎は別の顔を見せた ーーー笑い声を出して笑ってた